パリの文化省受付ホールは、ガラス曲面の壁面が誘導する構成である。仕事ゾーンの壁面は、 曲がったり、蛇行しながら異なる空間を構成している。仕事空間は、外部への視覚を遮断せずに、グラデーションのついたグレー色のセリグラフ印刷の皮膜が、親密さをつくる。エントランス受付ホールは、曲面かつ反射するガラスが、複雑でニュアンスを伴う透明感をもたらす。このようにして、絶え間ない対話と時には遊び心のあるスペクタクルが繰り広げられる。
技術:
制作のために膨らませて合わせたガラスの厚みは、8+8 mmである。これらのガラスは、事前にメタル層のマグネトロンを塗布し、メタリックグレーの網状エナメルで加工された。
特徴:セリグラフ印刷されたガラスと加熱成形された鏡面
コンセプトと制作:アトリエ エマニュエル・バロワ
建築家:ルイ・パイヤール
施主:OPPIC